教授法

今日は教授法ね

教授法って、今は使われなくなった考え方がほとんどだよね?覚える意味あるの?

今でも授業で使われている練習法もたくさんあるし
新しい練習法が生み出されていった経緯を知っておくと
自分自身の授業でも役に立つよ

あと似たようなのばっかりで覚えにくいんだよね
そもそもメソッドとアプローチの違いってなに!?

教員試験対策だけなら厳密に区別しなくてもいいけど
きちんと覚えたいなら、メソッドは実際の教え方の手法、アプローチは基礎となる考え方だね

まずは大まかな流れを見てみよう
何年とかの数字は覚えなくていいよ
文法訳読法
グアン・メソッド
ナチュラル・メソッド
アーミー・メソッド
オーディオリンガル・メソッド
サイレントウェイ
TPR
CLL
サジェストペディア
コンプリヘンション・アプローチ
ナチュラル・アプローチ
コミュニカティブ・アプローチ
VT法
TBLT
CBI
CCBI
CLIL

ちょっと多いけど、こうやってみるとシンプルかも?
読めたらいい→話せたらいい→コミュニケーションがとれたらいい→やりたいことが達成できたらいいって流れだね

そうなの!
試験対策ではそれぞれの特徴となるキーワードをおさえておけばOK
ひとつひとつポイントを見ていきましょう♥

この方法だと「読めるけど話せない」という欠点があったの

日本人の英語学習みたい…
以前は日本の高校や大学の英語授業って文法訳読法だったよね

ガチガチの座学から一歩踏み出したのがグアン・メソッド

グアン・メソッドから、「母語を使わないで習おう」「話す力を育てよう」という考え方で生まれたのが次のナチュラル・メソッドだよ

日本語学校で主流の直接法って、この段階ですでに基礎ができてたんだね

自然に話せるようにはなったけど、もっと短期間かつ確実に話せるようにしたい!という考えから生まれたのが、次の超スパルタ軍隊式メソッド

しかし気合だけでどうにかなるものではなく…

多くの人は仕事も家庭も趣味もあるし、軍隊みたいに勉強漬けってわけにはいかないよね…

「人は繰り返すことで覚えて習慣化するもの」という科学的な考え(行動主義心理学)を取り入れた、反復練習中心の方法が生まれたの

「間違いは即訂正」は、このオーディオリンガル・メソッド特有の考え方なの

問題文に「すぐに間違いを正す」と書いてあったら、オーディオリンガル・メソッドだと考えていいんだね

と、ここまでは平凡な私たちでもスッと馴染むような教授法たちが順調に生まれてきたわけ

えっ、非凡な教授法とかあるの?

当時の課題を解決しようとした結果、少し変わった方法が生まれたの
共通するのは「人間らしい学び方」を模索したところかな

印象的…
動画で見たら一発で覚えられた

「サイレントウェイ」自体は出題頻度はそんなに高くないけど、他の教授法のダミー選択肢に「色付きロッド」という文言が出てきたことがあるよ

TPRのポイントは、学習者は「まずは聞いて体を動かすこと」が求められ、発話は強制しないところ

話すのは頭の準備ができてからってのは、オーディオリンガル・メソッドの「即座に話せ!」とは正反対だね

タメ口ちゃんはどっちが好き?

うーん…
プレッシャーが少ない分TPRのほうが気楽だけど、私は外国語はとにかく音読して自然に口から出るようになるように練習する派だから、オーディオリンガル・メソッドのほうが好きかも

そういう人もいるよね

CLLでは不安をなくして安心して学べることが重視されたけど、安心だけじゃなくて、もっと自然に、もっと楽に学習できないかな?って考えたのが次のサジェストペディア

なんか学習者の心理面に配慮しすぎじゃない?
勉強って、こう、もっと「頑張ろう!」ってガツガツするものじゃない?

サジェストペディアは心理的な緊張をなくしたほうが頭に入りやすいと考え、「いつのまにか頭に入っている状態」を本気で目指した方法なの

この「心理的な緊張」は情意フィルターとも言われて、クラッシェンのインプット仮説ともつながっているよ

ここからはアプローチ3連発!
現代の日本語教育の土台にもなっているよ

アプローチってことは、具体的な授業方法より、「言語って何のためにあるの?」って考えた時代なんだね

ポイントは、i+1インプット
iは今のスキルレベルのこと、+1はちょっと難しいレベルのこと
つまり今のレベルよりすこしだけ難しい目標言語をたくさん浴びることで学習が進むと考えたの

ナチュラル・アプローチってさっきも出てこなかった!?

良い質問!
さっき出てきたナチュラル・メソッドは「赤ちゃんが成長するように自然な学習の流れで覚えよう」という直接法の授業手法
ナチュラル・アプローチは「たくさん聞いて覚えさせる」授業手法だよ

ややこし~~~~!!!
ナチュラりすぎだってぇ~~~!!!

な、なちゅらり…?

つまり、言語はコミュニケーションのためにあるのだから、会話中に辞書とかジェスチャーとか使えるものは全部使って、言いたいことが相手に通じればOKという考え方

このあたりで、最近の授業で使われている教授法はあらかた出揃ったと言ってもいいかもね

意味を覚えて、体で使えるようになって、学習者が緊張しないように配慮して、コミュニケーションを目標にして…
たしかに授業の大事なところはほぼ網羅されてきた感じ

ここから後は時系列順ではなく覚えやすさで分類したよ
そしたら1つだけになっちゃった

VT法の問題点は、映像を見るとある程度内容が理解できるため、「語彙や文法が聞き取れから理解できた」とは言い切れないこと
過去問に出たことがあるよ

内容を理解している=語彙や文法スキルが身についている、と安直に考えることはできないってことだね…

トマトベーコンレタスバーガー?

それならTBLBでしょ
TBLT!タスクベースのランゲージのティーチング!

タスクベース、めちゃくちゃ出ます!
これが文科省が日本語学校で特に重視している授業法なの!
なので別記事で詳しく解説しますが、下にもう少し補足説明を

今後、日本語学校での授業はこれが基本になると考えられます。
学校から渡される授業スケジュールを理解する上でも必要なので、しっかり覚えておきましょう。

試験に出なかったとしても、教師として授業でやるかもしれないってことだね。

令和7年度の試験では、1問目から「TSLT」が出てきて受験者を絶望させたという経緯があり…

TSLT?

私も知らなくて一瞬焦ったけど、読解文をよく読めば「TBLTの逆の考え方」「(従来の)文法導入をメインとし、タスク活動はサブとして行う授業方法」ってわかるように書いてあったよ

そう言われるとシンプルだけど、試験時ってどきどきしてるし、問題文の言い回しも難しいから、知らない単語が出てくると焦りそう…

各メソッドやアプローチの特徴をしっかり理解していれば、知識を組み合わせたり消去法などで解けるから安心して!

ここから下は、主に「外国籍児童を受け入れている小中学校での教育」方法です。

じゃ、日本語学校で働く人はあまり関係ない?

実は、教員試験の実施機関は「文部科学省」で、文科省って外国籍児童の日本語教育に力を入れているの

てことは教員試験にも…

私は令和7年の試験時に、出題されるに違いないと思って抑えておいたから、得点を稼げたよ
今後も出題されやすいと見ているわ

なるほど…
こういった各機関の思惑も理解しておくと試験対策もしやすいのか
てかCBI、CCBI、CLILの違いがややこしいんですけど!?

私自身、試験前にCBI、CCBI、CLILの違いがわからなくてけっこう調べたけど、書籍によって書いてることが少しずつ違って、結局よくわからなかった…(笑)

それでも合格できたんだ…

おそらく詳細な違いを問われることはないと思うので、キーワードだけ覚えておきましょう
CBI→CCBIは、教科内容(算数や化学など)の学習を主目的にちていて
CLILは、教科も外国語も両方をバランスよく伸ばしたい考え方
(書籍によっては逆に説明されていることもあります)

教授法は以上です!お疲れさまでした!
この下にチェッククイズを実装予定です。
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